剣を持つ像の画像

ヤマハ NIKEN

ヤマハNIKENといえば、まず見た目の印象が強烈だ。排気量845ccというでかさで、スチームパンクな見た目をしており、バットマンが乗って映画に出ていてもすんなり溶け込むだろう。それゆえ、「見た目がクレイジー」と評されることもあった、挑戦的なリーニングリバーストライクだ。ヤマハは自社で出すリーニングトライクを「LMW(Leaning Multi Wheel)」と呼んでいる。

ヤマハNIKENの特徴

NIKENは、日本国内では珍しいタイプのバイクだ。何せ排気量845ccという大型のリーニングトライクは、2020年時点でヤマハNIKEN以外に存在しない。もしNIKEN以外のリーニングトライクに乗りたければ輸入車を探すしかない。

見た目の奇抜さも相まって賛否両論の声があるが、走行性能に太鼓判を押すライダーも多い。重そうなルックスの割に高い機動力を持ち、走行時の安定性を評価する声もある。

また、あまりNIKENに興味を惹かれないと言うライダーであっても、ヤマハがチャレンジングなマシンを世に送り出したことを歓迎する声も多かった。

フロントに力を入れて開発したことは見た目からも容易に想像がつくが、事実、フロントサスとLMWの親和性に対する評価は高く、スムーズに走行できるという声が目立つ。

高速道路やワインディングロード、狭い道や広い道、オンロードやオフロードにも対応できる適応能力には目を見張るものがある。直線ではタイヤが3つあるメリットが活き、高速道路ではトライクならではの恩恵にあずかれるだろう。自動車さながらの安定性は魅力的だ。

悪路ではNIKENの実力がいかんなく発揮される。スムーズに突破できるポテンシャルを有している。フロントタイヤが石や路面の継ぎ目を踏んだとしてもタイヤが影響を受けにくく、衝撃も伝わりにくく、乗り心地も良い。

コーナリングでの安定感とスポーティーさ

コーナーでは減速し、車体を傾けてワインディングに持ち込む。普段は二輪バイクに慣れているものであれば、コーナリング時の安定感に驚くだろう。たとえコーナーの途中に石や落ち葉などがあっても踏ん張ってくれる安心感がある。

安定しているとはいえ、バイクの醍醐味であるスポーティーな操作感は失っていない。バイクほどコーナリング時の「操っている感」はないものの、バイクのフロントがしっかりと地面をつかんでいる感覚が強く、安心して車体をリーンさせられる。車体は重いが、エンジンをかければそれを感じさせないほど取り回しが良く、旋回性はヤマハがこだわり抜いたとあって抜群だ。