3輪バイクはメンテナンスが大変 ?
現在市販されている3輪バイクのほとんどは、2輪バイクがベースとなっているため、基本的なメンテナンスはバイクと同様でいい。
しかし、1輪タイヤが増えた分、メンテナンスが面倒になったことは間違いのない事実だ。
特に2輪側は、構造がこれまでの2輪バイクとは異なるため、手間取ることは間違いない。
また、トライクなど、タイプによっては、メンテナンスしにくいということもよく聞く話だ。
また、海外メーカーのマシンは、部品が手に入りにくいという現状もある。
付き合いのあるディーラーに任せるといった方法もあるが、日ごろのメンテナンスは自らやらなければならないのだ。
自分で行えるメンテナンスの一つに、タイヤ交換がある。今回はそんな、タイヤに関しての情報を記載しておこう。
タイヤ交換の前には在庫確認
3輪バイクの場合、3本タイヤを交換するので、2輪車と比べると、どうしてもコストアップしてしまう。
これは、いた仕方のない事だが、3輪バイクのタイヤは、2輪バイク用のタイヤとは異なるのだ。
3輪バイクは総じて、2輪バイクよりも重量があり、タイヤも頑丈なタイプが必要になってくる。
また、グリップ力や耐久性も必要となってくるため、3輪バイクに合わせた特殊なタイヤが必要なのである。
ここでは、国産車「ヤマハ・トリニティ」を参考に、メンテナンスの解説をしていこう。
極端に少ない3輪バイク市場であるため、タイヤを購入しようにも、在庫がないというケースにも遭遇するはずだ。
そこで、タイヤ交換する前には、必ず在庫の確認だけはしてほしい。
3輪バイクのメンテナンス箇所
修理に関しては、よほどの知識がない限り、専門の工場や業者にお任せした方が無難である。
だが、日ごろのメンテナンスは、オーナー自身でやるほかない。
そこで、3輪バイクの基本的な、メンテナンス箇所をいくつかご紹介しておこう。
『エンジンオイル』
・初回は、1カ月点検の時か1,000km走行時に行う。
以降は4,000km毎に行うのがベストだ。
走行距離にかかわらず、汚れたら交換、最低でも1年たったらエンジンオイルを交換しよう。
『冷却水』
・エンジンオイルと同様に、こまめにチェックしておきたいのがこの冷却水だ。
平行な場所で、必ずエンジンが冷えた状況で行う。
まずは、タンクを黙視し、HとLの間に冷却水があることを確認しておこう。
Lに近ければ、中間地点を目安として、冷却水を補充しておくこと。
定期点検が必要な個所
『エアクリーナーエレメント』
・20,000km走行時を目安とするが、怒りっぽい場所や湿気の多い地域などでは、比較的汚れやすいということを覚えておこう。
『ブローバイガス還元装置』
・排ガス調整装置の事だが、汚れや水が溜まっていないか、こちらも定期的にクリーニングしてほしい。
『Vベルトフィルターエレメント』
・Vベルトフィルターエレメントは、10,000kmを目安に交換しよう。
ついでに、エアクリーナーエレメントと同時に、交換するのもありだろう。
『タイヤ』
・空気圧は最低でも年4回、四季を目安として、スタンドなどで確認しておこう。
車体に適切な空気圧の表示があるので、これを目安にエアーを補充する。
また、異物が刺さっていないか、摩耗の程度などを常に確認しておこう。