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ハーレーダビッドソン トライグライドウルトラ

ハーレーの3輪バイク

最近やけに、注目を集めている3輪バイクだが、あの大型バイクで有名なハーレーダビッドソン社も、3輪バイクを販売していることをご存じだろうか。
ハーレーといえば、映画などにもたびたび登場し、誰しもがあこがれるバイクの一つに挙げられる。
しかし、大型自動2輪免許はかなり難関と聞くし、今さら自動2輪の免許を取る年でもないという方も多いのではなかろうか。

そんな方に朗報、ハーレーのバイクに普通自動車免許で乗ることができるという。
実は、ハーレーのを発売する「トライグライドウルトラ」は、3輪バイクだが、大型自動2輪免許だけでは売れない代物なのだ。
実はこの3輪バイク、トライクはマニュアル車免許限定だが、4輪免許で乗ることのできるバイクだ。
今回はそんな夢のマシン、トライグライドウルトラをご紹介しよう。

ハーレーダビッドソン トライグライドウルトラの仕様

『トライグライドウルトラ・2021年モデルスペック』

エンジン形式:Twin-Cooled Milwaukee-Eight 114 空・水冷4ストロークOHV4気筒
排気量:1,868cc
最大トルク:162Nm / 3,250rpm
全長×全幅:2,670mm×1,390mm
シート高:735mm
車両重量:564kg
燃料タンク容量:22.7リットル(無鉛プレミアムガソリン推奨)
タイヤサイズ(前):MT90B16 72H
タイヤサイズ(後):P205/65R15 92T
ボディカラー:ビビッドブラック/モノトーン/ツートーンカラー/カスタムカラー
参考価格:4,717,900円から4,896,100円

トライグライドウルトラのメリット

トライグライドウルトラのスペックを見てもらったが、アルトやキャロルなどの軽自動車の重量でも、約600kg程度しかない。
それを考えると、このトライクはかなりの重量だ。
しかし、それを考慮しても、2輪免許を持たない普通乗用車免許で、運転できるのはかなりのメリットと言える。
しかも、車両はオートバイと同じ扱いとなるため、車庫証明などは不要なのだ。
さらに、高速道路では、二輪車と同じ扱いになるため、料金も安い。

また、保険も普通乗用車比べて格段に安く、まさに四輪車と二輪車の「いいとこどり」といった具合なのだ。
安定した走行性能は、まさにロードツーリング向きである。
トランクの容量は124.5L、オプションキャリアを積めば、さらに192.5Lにもなると云うから、まさに小さめのバスタブを積んでいるようなものなのだ。

トライグライドウルトラの魅力

二輪車と違い、転倒の危険性のないトライクは、ヘルメット着用の義務もないが、安全性を考慮してヘルメットは着用した方がよいだろう。
日本では、あまりなじみのなかったトライクだが、これはハーレーの戦略的な意味も込められているのだ。
日本でのハーレーの売上台数は、ここ数年横ばい状態なのだ。

安定しているといえば聞こえは良いが、新規開拓を目指すハーレーにとって、普通車MT免許で乗ることのできるトライクは、はるかにバイク人口を超える普通車MT免許取得者の需要につながることを期待している。
メリットの項で述べた通り、トライグライドウルトラは、コストの面でかなり有利である。
難点としては、かなり高額だということなのだが、ハーレーの2輪タイプでも、300万以下で買えてしまうのだから、かなり大きな出費であることは間違いない。